知覚過敏
虫歯がないのにしみる!知覚過敏だと思ったら、知覚過敏防止歯磨き剤と毛先が柔らかめの歯ブラシに替えましょう。これで症状がよくならない場合は表皮に薬をコーティングする治療や、レーザー照射などもあります。
歯がしみる!知覚過敏と思ったら
知覚過敏とは、とくに虫歯がないにもかかわらず、冷たいものなど刺激のあるものを口にしたときにピリッと痛みがでたり、しみたりする症状です。
知覚過敏の原因
一本の歯において知覚過敏を起こす場所はかなり限定されています。歯の大部分を占める表皮のエナメル質は、知覚をほとんど感じないため、刺激を受けてもしみることはほとんどありません。
知覚過敏の直接的な原因は、エナメル質の内部(歯の下の部分)にある象牙質(エナメル質に比べると黄色く見えます)と呼ばれる部分が、歯茎のそばで露出して刺激を受けるからです。知覚過敏の原因をさらに分けてみると、3タイプあります。
まず、露出した歯根がプラークで汚れている場合には、プラークの中の細菌が出す刺激物質でしみる場合。
次に、露出した歯根を歯ブラシで強く磨く、あるいは歯磨き粉の研磨剤で傷付けることによって常に象牙細管の穴があいたままになって、刺激が伝わりやすくなりしみる場合。
最後に、歯ぎしりやくいしばりで過剰な力がかかって、歯根の表面が割れる、はがれると、くさび状に歯根がくびれて、刺激が伝わりやすくなってしみる場合。
知覚過敏の症状
明らかな虫歯などがないのに、冷たい水などの特定の刺激があると歯がしみたり、痛みを感じることがあります。一時的なことが多く、しばらくすると治まります。少ししみる程度のものから、電気が走るような刺激までさまざまです。ほとんどは、歯の根元の露出が原因です。
知覚過敏の治療
知覚過敏の治療で重要なのは、原因をできるだけなくして刺激を伝えにくくすることです。軽症から重症まで、段階をおって治療法がいくつかあります。
- ●毛先柔らかめの歯磨き、知覚過敏防止歯磨き剤の使用
軽度な場合は、歯ブラシを毛先が柔らかめのタイプに替えてください。そして露出した歯根の表面についたプラークを丁寧に落としてください。このときのポイントは、決して力をいれてゴシゴシしないこと。やさしく、小さな動きで丁寧に磨いてください。さらに歯磨き粉は、歯根を削る危険をさけるために、研磨剤の粒子が小さな低研磨性のもの、あるいは研磨剤無配合の物に替えてみてください。知覚過敏防止歯磨き剤を使うと効果的です。
- ●歯根の表面をコーティング
歯ミガキ剤でもしみるのが治まらない時は、露出した歯根の表面に一層の膜をコーティングして刺激を伝えにくくします。これば長期間の耐久性はありませんが、丁寧にハミガキしているうちに象牙細管の穴がふさがってしみなくなることが期待できます。また、見た目を気にしない場所の知覚過敏には、サホライドという塗り薬を使うことで症状を和らげることができます。レーザーを照射して症状を緩和させる方法もあります。
知覚過敏の薬
歯根の表面に薬をコーティングすることによって知覚過敏はだいぶ改善されます。軽度ならば、薬ではありませんが、知覚過敏防止歯磨き剤も効果があります。
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