Kデンチャーとスマイルデンチャー
デンチャー(入れ歯・義歯)には金属を使わないノンクラスプデンチャーの開発が進んできました。Kデンチャー(シリコンデンチャー)やDSシステムを用いたDSデンチャー、スマイルデンチャーなどがあります。歯科病院に行く前にぜひ基礎知識を入れて、自分の歯に合った義歯を選びたいものです。
Kデンチャー(シリコン義歯)
Kデンチャーとは材料に生体シリコンを用いた特殊な「入れ歯」を言います。生体シリコンですから、生体への 親和性が良く、軟らかく耐久力も他の歯科材料に比べて右に出るものはありません。生体での安定性はこの生体シリコンの特徴で、他のシリコンのような変質は長期使用でもありません。生体シリコンは粘膜と癒着してしまうほど人体の粘膜に近い素材です。体への適合性は今までの「入れ歯」とは全く異なります。
スマイルデンチャー
金具の無い入れ歯のことをスマイルデンチャーといいます。初めて入れ歯を入れる人や、金属アレルギーの人、欠損している部位の左右の健康な歯を削る(差し歯のブリッジ)が嫌な人、インプラントにしたいけれど手術が怖い人の当面の入れ歯としてもとても人気です。無味・無臭で安定して食べ物を食べることができ、発音も自然になることができます。
また歯肉に近い色の素材を使っているので、入れ歯が入っているように見えません。スマイルデンチャーは外側から目立たないだけでなく、内側の金具もなくなるので、フィット感や舌感が良く、違和感も少なくなります。しかも隙間が少ないため、入れ歯と歯肉の間に食べ物が入りにくく、二次カリエスの原因になりにくいといえます。
スマイルデンチャーの価格・費用
スマイルデンチャーの治療は、抜歯後1ヶ月ぐらい後に型を採り、それから装着、という段取りです。従って通院回数自体はおそらく7〜8回ぐらいと考えておくべきでしょう。
スマイルデンチャーの価格は10万円程度です。抜歯や仮の入れ歯などの費用は1万〜2万円程度でしょう。
DSデンチャー
入れ歯の材料となっている樹脂は固まるときに収縮してしまう性質があります。正確な型を作って樹脂を流し入れても、固まるまでの間に収縮して合わなくなってしまうことが多いのです。DSシステムは、固まるときの収縮を最小限に抑える独自の製法のこと。この製法では精密な入れ歯を作ることができます。
今までの入れ歯では、どうしてもすき間があいてしまってピッタリと吸着することができず、金属のバネなどで固定する必要がありました。しかし、DSシステムによって精密に作られている入れ歯は歯ぐきにピッタリとフィットするので、他の歯に引っかけて固定する必要がなく金属バネ(クラスプ)がない入れ歯ができます。
またDSシステムによると残っている歯への負担が少なく、取り外しの時に歯の太い部分に引っかかることによる負担もありません。歯周病によってグラグラになっている歯も負担をかけず支えることができます。
ノンクラスプデンチャー 料金・価格
今までの部分入れ歯の場合、金属製のバネを歯に引っ掛けて固定する必要がありました。この金属のバネのことを専門的には「クラスプ」と呼びます。このバネがない(クラスプがない=ノンクラスプ)入れ歯(デンチャー=入れ歯)のことを、「ノンクラスプデンチャー」と呼びます。
ノンクラスプデンチャーのメリットは、金属のバネがないので入れ歯が入っている様には見えないこと、金属のバネがないことにより、金属アレルギーの心配もないことがあります。その他、破折に強く弾力性がある素材のため薄く仕上げることができ、お口の中が快適になることです。価格も金属のプレートを使った入れ歯の半額以下(10万円〜15万円程度)ですのでぜひ検討したいところです。
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